このような疑問にお答えします。
結論を先に言うと「不要」です。
以下に解説します。
☑本記事の内容
- 著者の所持する資格
- 資格を取る意味について
- 資格にまつわる実体験
私自身の所持している資格とその意味への考察、
実際に資格を取得して起きた出来事などをお話します。
これらのことから「不要」と考えるに至った経緯がわかると思います。
著者の所持する資格
まず私自身の所持しているIT系資格は下記になります。
- 基本情報技術者試験
- 応用情報技術者試験
- テクニカルエンジニア(ネットワーク)
- C言語検定1級
- Javaプログラミング検定1級
- CG検定2級
- 画像処理エンジニア検定2級
- 色彩能力検定2級
ここで少し止まって上記の資格から受け取った印象を考えてみてください。
率直にどう思ったでしょうか?ここで受け取った印象は大事なので覚えておいて欲しいです。
理由については後述します。
資格を取る意味について
IT系資格全般における資格の位置づけについてなのですが、
「弁護士」や「医者」のようなそれが無いと
そもそもその職業に就けないような「免許」とは趣が異なります。
下記に例として情報処理試験の概要を引用します。
情報処理技術者試験は、「情報処理の促進に関する法律」に基づき経済産業省が、情報処理技術者としての「知識・技能」が一定以上の水準であることを認定している国家試験です。
引用元:情報処理推進機構
要するに「能力を証明する資格」ということです。
IT系全般こんな感じです。
この辺りを踏まえたうえで資格を取る意味について考察します。
就職に有利?
一般的にはこれが取得者に多い理由だと思いますし、私自身もそうでした。
では実際のところどうでしょう?
ここでもう一度私が所持していた資格をお伝えしたときに受け取った印象を思い出してみて欲しいです。
恐らくは知らない資格のほうが多かったのではないでしょうか?
そこからあなたが感じた印象は、面接官が受け取った印象とそう変わらないはずです。
私自身が自分の資格を客観的に見た感想としては
「ああ、なんか沢山資格もってますね。」
「で、実力は?」
です。
面接官が知りたいのは「あなたは何が出来ますか?」ということ。
これは私自身が所持しているから言えることですが、実務遂行能力と資格の有無はまた別の話です。
資格をあまり知らなければよくわからないので参考にならないし、
資格について知っていても結局あまり参考にならないと結論づけています。
この点から「就職に有利」に対しては無価値ではないものの、
とはいえ大きな意味も持たないというのが私の見解です。
スキルアップ?
資格を取るには当然勉強が必要です。
この勉強という側面からは「意味がある」と考えています。
エンジニアの勉強を始めてみるとわかるのですが、
大量に情報が出てきてどこから手を付けていいのかわからないったことに陥りやすいです。
その補助輪としての資格です。
「基本情報処理試験」や「応用情報処理試験」であれば
どのようなエンジニアになったとしても必要になる知識が得られます。
とはいえ転職の最短としては行きたい業界へ的を絞った勉強です。
何かが足りないならいずれ勉強は必要になりますし、必要が生じた時のほうが覚える理由も明確なはずです。
資格にまつわる実体験
資格に関して話題に挙がったのは過去一度だけで、面接の場で「テクニカルエンジニア(ネットワーク)持ってるんですね。凄い!」と言われたぐらいです。
その時の面接官の方は一度受けて取れなかったとのことでした。ちなみにこの面接は合格しています。
ただ面接は10数回経験している中での1回なのでレアケースですし、
会話自体は弾んだので恐らく資格がなくても合格していたと思います。
書類に資格は記入していたので他に何か有効に働いたケースはあるかもしれませんが、
それはわかりません。
ただし私は資格と能力は別物と考えていますし、
採用を担当したときも資格を理由に合格にしたことはありません。実績や人柄のほうが大事です。
まとめ:資格は不要です
就職にあたってはあまり意味がなく、資格の勉強自体には意味があると述べました。
勉強自体を意味とするなら別に実際に取る必要はないですよね。
ですので資格は不要です。
勉強のためであれば「基本情報処理試験」の参考書の目次を見て、
ITの分野に全体的にどんな項目があるだけでも見てみると参考になると思います。
興味を持ったり自分の行こうとしている業界に関係がありそうなら掘り下げればいいと思います。
繰り返しですが大事なのは「あなたは何が出来ますか?」ということです。
資格という枠に囚われずに自分を磨いてください。